2006年12月22日金曜日

Inspiron6400にVistaをインストール:3. 導入後編

Vistaを使い始めて気がついた点をランダムにまとめておきます。

■パフォーマンスは?
Windows Aeroですが、快適に動いています。ただ他のVista PCと比較したわけではありませんので、実用上ストレスは無いという意味です。今にして思うと、メモリを1Gに増設後すぐVistaにアップデートせず、XPでの動作を確認すべきでした。

■Windowsエクスペリエンスインデックスで性能を確認
実用上ストレスは無いと書きましたが、VistaにはPCの性能をスコアにして評価してくれる機能があるようですので、確認してみました。
確か満点が5.9だったと思いますが、このPCのスコアは3.0 です。





画像では見にくいと思いますので、明細を書きます。

CPU:  4.7
メモリ: 4.5
グラフィック: 3.1
ゲーム用グラフィック: 3.0
HDD: 4.3

評価は平均ではなく、一番低いスコアが採用されるようです。グラフィックが弱いということが明らかです。パソコンで3Dのゲーム等をすることはないので別によいのですが、100点満点で50点の答案用紙を返されたような気分になりました。
ちなみに画面一番下には「このスコアでも使えるゲームをオンラインで検索する」というアイコンまであります。マイクロソフトのOSには以前から「おせっかい過ぎるところがある」という部分を感じていたのですが、その伝統はしっかり引き継がれ、強化されているようです。

■メモリの消費は?
タスクマネージャーで調べてみると、起動直後のアイドル状態で600MB以上は消費しているようです。アプリケーションをいくつか起動すると800MB以上になります。この数値だけ見ていると、メモリは2GBにすべきだったか、と思ってしまいます。
複数ソフトを使ってもストレスは感じませんので、メモリの増設は多分しませんが、時間があったら、Windows ReadyBoost(USBメモリ等をキャッシュとして使う機能)は試してみたいと思っています。

■画面の視覚効果設定
XPのチューニングで書きましたが、同様の設定項目があります。標準では「システムにあわせて自動設定」となっています。ちなみに全てをオフにしてみたところメモリ消費は20MB程減りました。ただ画面表示、特にフォントが非常に汚い状態になってしまい、元に戻しました。
設定項目はたくさんありますので、細かな変更を加えればそれなりのチューニングはできそうです。

■休止状態からの復帰で問題発生
以下のスクリーンショットをご覧ください。




休止状態から復帰した直後、ほぼ100%の確率で、デスクトップのアイコンが乱れた状態になります。やはりグラフィックボードの問題でしょうか。30秒ほどで元に戻りますので、特に実害はありませんが、最初はドキッとしました。ちなみにこの間はネットワークも使えません。

■スクリーンセーバーからの復帰で問題発生
一度だけですが、休止状態から復帰後、スクリーンセーバーが有効になった状態で、ハングアップしましたが、その後再現はしていません。

■ネットワークのパフォーマンスは向上
ファイル転送の所要時間がXPよりも速くなったと感じます。もちろんネットワーク自体の状態、サーバの状態が異なりますので一概には言えませんが、使っていて実感します。

■セキュリティ強化
Vista開発の最重点項目のひとつにあげられている項目です。変化を実感するのはプログラムのインストール作業等を行った場合です。現行のcSwingをインストールすると、2回警告が表示されます。


1回目は「このセットアッププログラムは、貴方の意思で実行したのですか?」という確認です。



2回目は「管理者権限で実行するけど、いいですか?」という確認です。
2回目の表示は、プログラムを作る側で、Vista対応用にのインストールプログラムを適切に変更すれば表示されなくなるはずです。

最初の確認メッセージを出す、出さないはユーザ管理のところで設定が変えられるようです。うっとおしいと感じるかもしれませんが、変更しない方が良いと思います。

■その他些細なこと
%HOMEPATH%のルートフォルダ名が、"Documents and settings" から スペース無しの"Users" に変わりました。これは個人的に非常にうれしい変更です。

■cSwing2006の動作は?
最後に、現行cSwing2006の動作ですが、表示、分析、キャプチャーとも問題無く行えています。ただ1点、プレーヤーノート/スプレッドシートの呼び出しに問題があることが確認されました。

以上、また気がついたことがあったら追加するかもしれませんが、ひとまず報告はここまでにします。

2006年12月21日木曜日

Inspiron6400にVistaをインストール:2. 作業編

■メモリ増設
セットアップを開始する前にまずはメモリを増設しなくてはいけません。
Vistaの稼動最低要件は512MBですので、正確に言うと、しなくても良いのですが、update adviser の診断結果には
「メモリは512MBですね。Vistaは一応動きます。でもAeroを使う場合は最低1GBが必要です」というような記載がありました。
「メモリはマイクロソフトの提示する最低要件の2倍を用意せよ」という常識?に従うと、やはり実用に足る必要メモリは1GBと考えた方がよさそうです。

メモリはバルクでもよかったのですが、万が一のことを考えて、Inspiron6400での動作保証のあるバッファローの512MB(D2/N533)を購入しました。

■ソフトの移行
ソフトに関してはバンドルされているSonicのDVD作成ツールには赤い×がついています。使っていなかったのでアンインストールしました。

その他のソフトはみな、 マークが付いています。コメント欄には「多分動きます。でももしかすると何か細かな問題があるかもしれません」という意味の記載がありました。各ソフトともコメントは皆同じでしたので、これらのソフトについては何もしないことにしました。

■ひたすら待ちましょう
実は、ここから先は書くことは多くありません。MSDEからのダウンロードに3時間ほどかかりましたが、ダウンロードしたISOイメージをDVDに焼いて、セットしたら、インストーラが起動します。あとは画面表示に従って、エディションの選択、プロダクトキーを入力、クリーンインストールか、アップデートインストールかを選択、ログオンIDとパスワードを指定していきます。
なお、プロダクトキーの入力画面で、「アクティベーションを同時に行う(実際画面に表示される内容はこの通りではありません)」というチェックボックスにチェックが入っています。
もしも動かなかったときのことを考えて、このチェックははずしておきました。

後は待つだけです。数回再起動を繰り返し、2時間ほどでWindows XPはVistaに生まれ変わりました。途中、再起動時のブートアップ画面で、Windows XPと Vista の2つが表示されていました。ここで選択を変えたらどうなるかな? という興味が一瞬頭をよぎりましたが、キーボードに触るのはやめておきました(キー入力は受け付けないかもしれません)

■無線LANがつながらない
ログオンすると、Office, Visual Studioをはじめソフトは全てそのまま移行できているようです。
やれやれ、時間がかかっただけだったか、と思ったのですが、問題発生。ネットワーク接続ができていません。
ケーブルで接続するとOKですので、無線LANの問題のようです。とりあえずアクセスポイントを検索してみますと、何も表示されていません。うーむ、無線LANのドライバがだめだったか、と思いつつ、再度検索してみると、今度はアクセスポイントが表示されました。
ところがXPで保存されていたSSSIDがリセットされたようです。ネットワークキーを入れ再設定するとSSSIDも本来の表示になりました。

ドライバ等に問題は無く、単に設定が引き継がれなかっただけだったようです。 作業前に現在の設定内容を確認しておくことをお勧めします。

次回は、使ってみて発生した細かな問題点を書きたいと思います。

2006年12月20日水曜日

Inspiron6400にVista をインストール :1.準備編

先日Expressカードの問題を報告したDellのInspiron6400ですが、cSwingのWindows Vistaでの動作確認用PCが必要になったため、 インストールできるか確認してみることにしました。 

結果としてはインストールはうまくいきましたが、長くなりますので数回に分けて記載したいと思います。
このInspiron6400ですが、10月という中途半端な時期に購入したものです。もともとVistaを導入するつもりはなかったので気にしていなかったのですが、Windows Vistaへのアップデート対象ではありません。 スペックは以下のとおりです。

CPU
Intel Core2Duo T5500 1.66GHz


メモリ

512MG

グラフィック

Mobile Intel 945G (オンボード)


CPUは問題無いはずです。メモリは増設すればよいでしょう。しかし一番の問題は、グラフィックカードがオンボードだという点です。

Dellのサポートに聞いてみると、やはりこのビデオカードではVistaは快適には動かないだろうということでした。

やはり無理か、と思いつつも、念のためマイクロソフトの提供するUpgrade Adviserという検証ツールをダウンロードして確認しました。


このツールは現時点で英語版のみの提供ですが、単にセットアップして実行するだけです。
アイコンで大変わかりやすい表示で、どこが問題点か表示してくれます。



結果は大変残念なものでした。赤色の×マークで、「システム上の問題があるので確認しなさい」 というようなメッセージが表示されました。




[See Detail] で詳細を表示させると、原因はBIOSということがわかりました。このBIOS(A08)ではVistaは動かないようです。うーん、残念。



その後も、あきらめきれずにBIOSのアップデートはないか、Dellのサイトでしばしチェックをしていたところ、タイミングよく更新が行われ、新しいバージョン(A11)がダウンロード可能になっていました。Vista対応とは記載がありませんでしたが、ともかくダウンロード、アップデートを行い、再度 Upgrade Adviser を実行してみました。
すると、あっさり合格です。しかもよく見ると、AeroもOKという表示です。
これで心は決まりました。よし、VistaをこのPCにセットアップしよう。。。(続く)

2006年12月17日日曜日

cSwing2006修正版プログラムのリリース

プレーヤー名に”尚”や”多”などの特定の漢字を使用すると、そのプレーヤーの映像が正しく表示できない問題を修正いたしました。

修正版プログラムをcSwingの試用版ダウンロードページからダウンロードし、再度インストールを行ってください。プログラムが上書きされ、問題が解決します。

2006年12月13日水曜日

Q.複数カメラで撮影した映像のうち、ひとつしか表示できません

複数カメラを使った拡張キャプチャーの映像であるにもかかわらず、1画面しか表示されない場合、画面上部のメニューにある2画面ボタン をクリックしてみてください。

cSwingでは最後にその映像を表示させた状態を保存しています。1画面ボタン をクリックした状態でこの映像を閉じると、次に開いた際も1画面のみが表示されます。2画面表示にするには2画面ボタンを押してください。

2006年12月3日日曜日

ライセンスキーの入力ができません

シリアル番号の欄が入力されていない場合 、ライセンスキーの入力を行う画面の「使用許諾」ボタンがクリック可能な状態になりません。以下の手順で、シリアル番号を入力してください。

cSwingを起動し「ライセンスキーの取得・入力」をクリックします。


ライセンスキーの取得」ボタンをクリックします。


以下の確認画面が表示されます。OKを押します(インターネットに接続されていなくても構いません)。


「シリアル番号」の欄に、シリアル番号を半角文字で入力します。シリアル番号は製品パッケージに含まれています。ライセンスのみをご購入された場合、cSwing Japan からご連絡を差し上げています。


入力後、OKを押して、入力画面に戻ります。これによりライセンスキーの入力ボタンが有効になります。

Q. インターネットに接続されていないパソコンでのライセンス取得方法

cSwingを使うパソコンはインターネットに接続していないパソコンでもご利用いただけます。
電子メールオプション(映像をメールで送信する機能)はメールの送信ができないためご利用いただけませんが、それ以外の機能は使えます。

ライセンスキーの取得(ライセンス付製品を購入された場合)方法ですが、インターネットに接続可能なパソコンの場合、ライセンスキーを直接取得することができます。
接続できない場合、以下の手順でライセンスキーを取得してください。

cSwing起動直後の画面で「ライセンスキーの取得、入力」をクリックします。


表示された画面の「使用許諾コード」を確認します(以下の画面に表示されているコードはサンプルです。パソコンごとに異なる文字列が表示されます)。



ご使用になるパソコンに表示されてる使用許諾コード(12桁の英字)と、お名前及びご注文時にご連絡差し上げたシリアル番号を メールまたはFAXでcSwing Japan までご連絡ください。

cSwing Japanにてライセンスキーの発行依頼を代行し、ご連絡いただいたメールアドレスまたはFAXにてご連絡いたします。

届きましたら、再度「ライセンスキーの入力・取得」をクリックして、ライセンスキーを入力ボックスに半角英字で入力し、「使用許諾」ボタンを押してください。正式版としてご利用いただけます。